[読書]「ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち」は川上さんの”言いたい放題”がつまってる

カテゴリー:読書 タグ:

川上量生さんの物言いは痛快だ。自分の硬くなった頭にガンガン刺激が与えられる。

自分は割りと疑り深い方で、ちゃんとした著名人の方の本など読んでもどこか鵜呑みにしないようにとか素直じゃないところがありますが(汗)、川上さんの本とかインタビューとかは抗いきれない。腑に落ちてしまうんですよね。どうかしちゃったのか自分、と思うほど揺さぶられてしまう。

例えば「オープンになるほど多様性は減っていく」という章では、クリエーターがネット上で発表出来る場が増えれば増えるほど、コンテンツが似たり寄ったりになってしまう、というような論がでてきます。

作品の数が多ければ、浮上するのは市場に求められる最適解やそれに近いものに収束していく、と言うのです。一瞬ん?と思いましたが、よくよく考えるとすごく説得力があるように感じました。直感に訴えかけてきます。

オープンだというと、自分だって何か個性的な作品が世に出せるかもしれないなどと都合のよい方に考えてしまいがちです。しかし、実際には自分だけの個性を見つけ出すのは苦しい。見つけられたとしても、それが光り輝くものだという保証もないのです。だったらある程度計算できるもので行くというのは理屈にあっています。

そういう「ちょっと甘い考え」「浮ついたごまかし」じゃなくて、物事の本質に迫ろうとする姿勢が見て取れます。その上で、それでどうする、とまた論理的思考が始まる。そういうのが自分は好きだなぁと川上さんの読み物を読むたびに思うのです。(オチ無し)

ニコニコ哲学-川上量生の胸のうち
日経BP社 (2014-11-14)
売り上げランキング: 112

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です